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ジャン=リュック・ゴダール |
価格:¥ 5,040
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人気ランキング : 28076位
定価 : ¥ 5,040
販売元 : 紀伊國屋書店
発売日 : 2003-03-20 |
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戦争なんざ笑い飛ばせ!! |
「子供の腕を折ってもいいのか?」………「ああ、戦争だからな」 寓話の国の王から、徴兵されてゆく主人公たちの狂喜乱舞ぶり、本当のむごい戦時中の映像、死体、ミサイル、それらをかぶせては王を信じて兵隊の階級を掲げ、女性のスカートをめくる悪戯だけと思いきや反乱分子を銃殺しつづけてゆく主人公二人組、その名もミケランジェロとユリシーズ………
「誰も殺されてない。セーヌからラインまで皆が寝ちゃっただけ。死者の花壇の壊疽の匂いにあてられて………主の冗談だったんだ………誕生日のための豪華な茶番を編み出しただけ」戦没者の中でひときわ目立った彼女の言葉が蘇ってくる。ミケランジェロとユリシーズは敗戦へと向かうすべを知らず明日の見通しがよい気の狂った道化師よろしく家族のもとへ世界中から掻き集めた絵はがきを胸をはって持ちかえる。そう、クレオパトラとヴィーナスの元へ。
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戦争についての寓話 |
原作はイタリアの作家ベニャミーノ・ヨッポロの戯曲「憲兵たち」というもので、当時上演禁止だったこの劇は、1962年ロベルト・ロッセリーニの演出によってスポレトの劇場でたった一度だけ上演されました。
ゴダールはそのロッセリーニのテープ録音を入手し、映画のシナリオとして草を起こしたそうです。
公開当初まったく黙殺されたこの映画は、今では初期ゴダールの傑作としてカルト的な人気を得てさえいます。
一言で言えば、これは戦争についての寓話です。
登場人物の名は、ミケランジェロ、ユリシーズ、クレオパトラ、ヴィーナスという超歴史的な固有名詞で、時代にとらわれない普遍的な風刺を志向しているのは明らかです。戦争における恐怖や残酷さが、ある地点を越えると麻痺してしまい、非・???味=ナンセンスになってしまう様が描かれています。随所に現実の(おそらく第二次大戦の)ニュース映像が使用されていることも、その効果を高めていると言えるでしょう。
特にパルチザンの女性がマヤコフスキーの詩を暗誦しながら銃殺されるシーンは、強烈なインパクトを有していて、一度見ただけでも決して忘れられません。